「怖くはないわ。」


何故か惹かれる。

私を惹きつける“何か”を
こいつは持ってる。


「近くに僕の車がある。
まずはそこへ行こう。」


男の後ろを着いていく。



歩くのが遅い私のペースに合わせてくれることが、堪らなく嬉しかった。