「っ……………!!!!」 目が瞬きをしてくれない。 身動きが取れなくなったみたいに、身体が熱くなった。 「あれって… 冗談じゃ…なかったの……??」 動かない口を一生懸命動かした。 こんな展開、誰が予想しただろうか。 「バカヤロー。 冗談な訳ないだろ……??」 「でっでも……」 「桃…!!」 ―――ビクッ…!! 遼平さんの声にびっくりして、 肩をすくめた。 「俺はお前を諦めねーから。 桃が俺のこと好きじゃなくても、 絶対に惚れさせてやるからな」 .