「じゃ遼平君。 ゆっくりしていってね!!」 「はい、 そうさせていただきます」 俺は立ち上がって軽くお辞儀をする。 そんな俺を見て、幸也と桃の母さん、百合さんは微笑みながらリビングを出て行った。 その場に残ったのは、俺と幸也だけ。 桃は飯食べ終わったらすぐに部屋戻ってったし、 百合さんは自治会かなんかの集まりらしい。 「遼平ー!!二人っきりだな?」 「キモい、幸也」 俺は冷たいような、呆れたような目で幸也を見た。 .