「このままじゃダメだろ!!

桃を他の客に触らせないように、
俺らが桃を守らないと!!」



「………はっ……?」



「しかも、あんなフリフリな衣装、俺らが許すわけねーだろ…!!」



「………はっ……??」



「桃に、あんなかわいいセリフ、
言わせてたまるもんか!!」



「おーい、遼平くーん。

お前、何想像してるかは知らねーけど…


桃はそんなことしない―――」



「よーし!!桃を守りに行くぞ!!」



「って、おいっ…!!」








俺は幸也を無視して走り出した。




桃は…

桃は、俺が守らないと―――!!






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