あたしが溜まってたもん言ったのになにそれ!?




「てか、何だよバイバイって!俺お前と別れる気ねぇからな!」



「何よ!好きじゃないんでしょ!?嘘つき」




素直じゃない・・・


あたし・・・


竜也のところ行きたいのに・・・



信じられないよ。






そんなあたしに、頭をかきながら照れくさそうに竜也が言った。



「はぁー・・・俺は!!お前が好き!大好き!」






初めて言ってくれた。


愛の言葉。



信じていいんだよね・・・。





「由実。ほらおいで」





両手を広げた竜也。



あたしは外へ飛び出した。