竜也との想い出を消そうと携帯を開いた。その時、




~♪~♪~♪~♪~♪


電話がかかってきたことを知らせるメロディーが。



それは、あたしと竜也が大好きな曲。







「やめてよ・・・。かけてこないで・・・」



メロディーが鳴り止んだ。





「・・・・み!由・・実!」



外の方からあたしの名を呼ぶ声。




カーテンを開けると、竜也がいた。




「帰ってよ・・・帰って!」




あたしは窓から叫んだ。


「あたし達付き合ってるのに・・・なのに!なんで?最近全然メールくれないし・・・電話だって・・・不安なんだよぉ!?」




「・・・お前なんか勘違いしてない?」



「はっ!?」