「ちょっと来い!」


腕をキツク掴まれた。



「え?どこいくのっ!?」


「・・・・・」



あたしの呼びかけに応じない。





もう・・・嫌になってきた。



疲れる・・・





「・・・して・・・放してよっ!!」



腕を振りほどく。




あたしの行動に驚いたのか、竜也は固まっていた。




「竜也・・・バイバイ」




遊園地を抜け出し、あたしは一人部屋で泣いた。




やっぱ・・・片想いだったんだよ。



あたしだけだったんだ・・・。