私達は降りると、竜也を探し回った。





竜也・・・


あたし後悔したくないから・・・



たとえ傷いても悲しくて涙が溢れちゃっても、あなたに伝えなきゃならないことがある・・・




だから今逢いに行くよ。




それが悲しい結末だったとしても。



伝えて後悔したほうがマシだから。





「いた・・・」



佐藤の指差す方向には竜也・・・と女の人。



やっぱり胸が痛む。



女の人はあたしなんかと違って美人でスタイルも良くて胸だって大きいし・・・



やっぱあたしじゃ不釣合いのように見えたのかな?なんて竜也とデートしたときのことを思い出した。



行かないでおこうかな・・・と決意が揺らいだ。