ケータイを開く。



『From 竜也
 
 To 由実

 
 ごめん。今日はデート無理。

 用事入った。また今度な』



今日は…じゃなくて今日もじゃん。


絵文字さえついていないメールを見て、ため息が出た。




何度読み返しても文章は変わらなくて、またため息。




竜也。高橋竜也。

あたしと付き合っている…人。


大学生。


あたしの3歳年上。