君が泣くだけで僕は辛いんだ。


君が笑うだけで僕は嬉しいんだ。


君が怒るだけで僕は不安になるんだ。









「なぁ~にが、『不安』だ」


「基弥ッ!!!!」



昨日、結局仲直りしたけど・・・


気まずくなっちゃった・・・。



「昨日みたいな絶好のチャンスを逃すとは・・・オクテだね」


「瑠稀亜!!!お前まで・・・俺は泣くぞ!」


「泣いてろ、泣いてろ~(笑)で、どうなの」


「ん?」



二人とも俺の机の前で仁王立ちするから怖くて・・・(笑)


ていうか・・どうなのって聞くか!?普通・・。



「どうにも・・・?」


「由里ちゃん、早く由夜に言って欲しいんじゃない?」


「なんて・・・?」



瑠稀亜は淡々と、真剣に言った。



「だって、半年後には海外で手術控えてるんでしょ?由里ちゃん、不安なはずだよ?」


「う・・・・ん・・・」


「『安心して』とか『待ってるから』とか言ってあげなよ」