「今日はおかしいんだよ。いつ

も俺が行ってる喫茶店があるだ

ろ?それがさ、従業員の子にか

らかわれたんだよ。」

「それがどうしたんだよ。嬉し

いだろ、かわいかったか?」

同僚はナンパされたと勘違いし

ていた。

「違う、水の数が多いんだよ。」

「量が多いって事か、対したこ

とないじゃないか。苛々するな

って。」

僕は同僚に宥められた。

「違うんだよ、最後まで聞いて

くれ!」

同僚はびっくりした顔をしてい

た。