「ない」
即答である。
「!そんな。例えば民間警察とか、そういったものを取り締まる団体みたいな所では、どうなの?」
コウヅキはトヲルを一瞥すると、面倒そうに欠伸をした。
「少しくらいは、やってるんだろうが、トカゲの尻尾切りみたいなものだからな。
例え末端部分にある、1つの組織をブッ潰したからといって、それで終わりじゃない。また新たな組織が作られる。延々イタチごっこさ。
もし潰すんなら、本体のある根元から、根こそぎ潰さなければ意味がない」
「じゃあ、それをやれば…」
「んな簡単にいったら、誰も苦労しねぇっての。あの組織の本体は相当デカいからな。
もしかすると、金と時間があったら潰せるかもしれねぇけど、民間警察だって暇じゃねぇんだし。そこまでのリスク背負ってまで、やろうとは思わないさ」
(だったら)
トヲルは、決心した。
「あの子達を連れて、僕が逃げるってことは、できないのかな」
即答である。
「!そんな。例えば民間警察とか、そういったものを取り締まる団体みたいな所では、どうなの?」
コウヅキはトヲルを一瞥すると、面倒そうに欠伸をした。
「少しくらいは、やってるんだろうが、トカゲの尻尾切りみたいなものだからな。
例え末端部分にある、1つの組織をブッ潰したからといって、それで終わりじゃない。また新たな組織が作られる。延々イタチごっこさ。
もし潰すんなら、本体のある根元から、根こそぎ潰さなければ意味がない」
「じゃあ、それをやれば…」
「んな簡単にいったら、誰も苦労しねぇっての。あの組織の本体は相当デカいからな。
もしかすると、金と時間があったら潰せるかもしれねぇけど、民間警察だって暇じゃねぇんだし。そこまでのリスク背負ってまで、やろうとは思わないさ」
(だったら)
トヲルは、決心した。
「あの子達を連れて、僕が逃げるってことは、できないのかな」