学校に着き靴箱で靴を履き代えようとして靴箱を開けると、猫の死体が押し込まれていた。

最初は吐くほど気持ち悪かったがもう慣れた。

猫の死体を靴箱から取り出しおもむろに放り投げると、周りから小さな悲鳴があがった。

お前らもこの猫のようになればいいのに、と思いながら上履きに履き代える。

上履きには血がこびりついているが気にせず履き教室へ向かう。

教室に着くと誰ともあいさつを交わすことなく席に着く。

窓際のいちばん後ろ、ここが私の定位置だ。

何度席替えしても変わらない。