(和哉との思い出を私の中から消し去ることが無理ならば、いっそうのこと私ごとすべて消して欲しい・・・)


願ってはみるが、何も起こらない・・・


とうとう私は自ら、行動にうつしてしまった・・・


もう、時間の感覚さえ無くなっていた


朝だったか・・・


夜だったか・・・?


朦朧とする意識な中、私は浴室で手首を切った・・・


自分の手首からドクドクと流れ出る、鮮血を眺めていた


その後の事は何も覚えていない・・・