「私と大輔の関係ってすごくいいなって。何にも縛られることなくて、目に見える確かな証なんてなくてもお互いを信じ合えてて。それぞれ大切なこととかもあって、それを認め合えたりとか。そういうのって正に私の理想そのものなんだ。心から大輔が大切な人だって思える。愛しいとさえ思う。」
心臓が今でもドクドク鳴ってるけど、以外に冷静に話せてる自分に内心驚いてさえいる。
でも、やっぱり目を見て話すことは出来なくて、窓の外を見つめて言葉を続けた。
「きっと大輔以外の人なんていないと思う。出来ることならずっと一緒にこのままがいいよ。でも、いつからかはわかんないけど、少しづつ私の気持ちが変わり始めてたんだよね…」
そう、今まで自分を全否定してるかのような私の中に生まれ始めた感情。
そんな気持ちが受け入れられなくて、ずっと気付かないフリしてきた。
そんな自分、メチャクチャ格好悪いし。