体育館につくと早速、新しい先生の紹介。

一年の最初の始業式って先生の紹介で長いから嫌いだ。

しかもさっきから頭くらくらするし。

…………『バタッ』……………

後ろにいた瑠璃は驚いただろう。

私がいきなり倒れたから。

「涼風!ちょっ……」

瑠璃の声が聞こえてる。

「……ッ…ゲホッ…」

むせた衝撃で私は血を吐いた。

こんなことは今まで一度もなかったのに。

皆が騒いでいる。

女子のうるさい悲鳴が私の頭の中を乱していく。

そんな中で私の──




───意識が切れた。