そんな風に私一人浮かれていた頃、事件は起こる。
年末が近づいたある日。
昨夜から頭が重くて寒気がする。それに酷く身体が怠い。
インフルエンザにかかった私は、朝から熱が40度まで上ってしまった。
ちょうど彼から心配するメールが届いた。
『そんなに熱あんのか?ちゃんと病院行くんだよ!点滴してもらいなさい』
彼が心配してくれている。
そう思うと高熱を吹き飛ばしたいほどに嬉しくなった。
とにかく今日は仕事を休もう。
意識が朦朧とする中、職場に電話を入れて休ませてもらうことになった。
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