『あははっ!いや〜そういう意味でもないんだけど…』


「どういう意味よ?」


『まあまあ、食べようよ!で、誰が作ったの?』


「私が作ったんだってばっ!」


『いや〜これ美味い!』


唐揚げをパクつく彼。


「良かったぁ!一応、唐揚げだけは自信あるの!」


彼が喜んでくれた。

早起きした甲斐があった。




再び車を走らせ高速を降りると、緑色に染まり始めようとする木々。


空を見上げれば、澄んだ空気と綺麗な水色に白い雲。