『家、大丈夫なの?』
ドキッ…
そんな気持ちが伝わってしまったのか彼が心配してくれた。
「うん大丈夫!実家に預けて来た。一応、親には何処に誰と行くのか、ちゃんと言ってあるから」
『それなら良いけど…
絶対、寝るなよ〜!!寝たら…』
そう言いながら、すでに高速へ入ろうとする車の窓を全開にして冷たい空気を車内に入れた。
「ちょっと〜!!凄い風で髪の毛がぁ崩れるでしょ?」
笑いながらバサバサになってしまった髪を手ぐしで直す。
まるで私の後ろめたい気持ちを吹き飛ばすように…
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