「・・・うん。」


「あと4日。楽しんでこい?」


「そうだよね。せっかく来たんだし。」


「ああ。美和のこと、頼むな。」


「もちろんよ。まだまだ連れてきたいとこいっぱいあるんだから。」


「龍矢、空港まで送るか?」


「頼む。」


「美和、日本に着いたら連絡しろ。必ず迎えに行く。」


「・・・うん。」


「いってくる。」


「いってらっしゃい。」


いつもの通り、会社に行くみたいに。


龍矢は私にキスをして、日本に戻って行った。


明日は二人きりな。


龍矢の言葉が頭から離れない。