あれから、夏休みがすぐにやってきた。


あっ、ちゃんと自分で家まで帰ったよ。


えっと・・・龍矢に起こされたんだけど。


いつもの通りに。


成績はよかったよ。


正直、ほっとした。


「あっ、おかえり。」


「ただいま。」


龍矢はネクタイに手をかけながら、私の唇を奪ってく。


夏休みに入って、当然のように龍矢は会社に缶詰。


帰って来ない日もあって。


私は、りゅーちゃんを抱いて寝ることもある。


昔は、一人で寝るの平気だったのに。


今はなぜかダメ。


ベットが広いから。