「お前が悪いんだろ?」


「んっ・・」


やっと唇が離れた。


「もう、最悪。」


「なにが最悪だって?」


「なんでもないです。」


「ふーん。俺はもっとしてほしいかと思ったけど?」


「なっ、誰もそんなこと言ってないでしょ!?」


やっぱ、しゃべらないりゅーちゃんの方がいいかも。


「美和。」


「なに?」


「そんな悩まなくていい。どーしてもやりたいこと見つからなくても、お前には俺がいる。無理して見つけなくていい。」


「うん。」


「勉強はいつでも出来る。」


「うん。」