「うそっ、恥ずかしい。」


「でもいつもと先生、雰囲気違ったよね?」


「あれが本性。いつも意地悪されるし。子供扱いだし。」


「愛されてるんじゃないの?」


「・・・うん。」


「わー認めた。恥ずかしい。」


「こっちだって。」


「ねぇ、ずっと気になってたんだけど。」


「なに?」


「それ、指輪?」


「うん。」


この指輪をつけて、もうすぐ3年。


「きれい。」


「ありがと。」


「でもなんで、右手の小指?」