「て、ウソ。許してあげる。」


「ゆーいー」


「もーこんなことで、泣かないの。」


「だって、嫌われたかと思って・・・」


「バカ。こんなことで親友って関係は崩れないでしょ?」


「うん。よかったよー」


「誰かこのこと知ってるの?」


「うんん。去年、りょー君にバレたけど。」


「じゃあ、二人だけの秘密ね。」


「うん。」


「秘密ってわくわくするよね。」


「由衣、誰にも言わないでよ。」


「わかってるわよ。でも、やっぱムカつく。」


「へっ?」


「だって、昨日の美和の顔。幸せででれでれしてたよ。」