愛してる。


「んっ・・・」


いつもより、長いキス。


「おめでとー」


「おめでとうございます。」


たくさんの声。


その声に押されるように。


教会の外に。


外は、雲ひとつない青空。


それは、私たちの未来を表してるようだった。


「ねぇ、龍矢。」


「ん?」


「私たちの未来は、今日の空みたいに明るいよね?」


「決まってる。お互いの気持ちが通じ合ってる限り、俺たちの未来は明るい。」


「じゃあ、ずっとだね。」