不安が広がって。


しょうがない。


トイレにはいかないで。


空いてる教室に入った。


「美和。大丈夫?」


「由衣。」


気付かなかった。


追いかけてくれてたんだ。


「うん。大丈夫だよ。」


「そのうちおさまるよ。今はみんなさ、勉強で頭いっぱいで、他のこと考えたいだけだよ。」


「そうだね。ありがとう。」


由衣も受験これからなのに。


「ごめんね。忙しいのに、余計なこと考えさせて。」


「いいの。親友でしょ?」


「ありがとう。」