ベットでうとうとしてると。


寝室のドアが開く音がした。


「龍矢?」


「ただいま。」


「おかえり。」


美和の額に手を置いてみた。


熱はないし、顔色も悪くないな。


ちょっと安心した。


「冷たい。」


「悪い。ほら、ケーキ買ってきた。食べるだろ?」


「うん。」


メイドさんに紅茶を入れてもらって。


龍矢と一緒にケーキを食べた。


「で、なにがあった?」


「・・・あのね。」