「ただいま。」


「おかえりなさい。」


今日は早いな。


「会社は?」


「これから行く。」


「そうなんだ。」


あの話。


していいかな?


「龍矢。」


「なに?」


「あのね、学校で・・・」


話しはじめたとき。


トントンって。


寝室のドアを叩く音がした。


「はい。」