「大丈夫だよ。」


「あ?まだ熱あるだろ。それに、気持ち悪いんだろ?」


「うん。」


「内科が嫌なら、小児科にするか?」


そう言って、意地悪く笑う。


「ばか龍矢。すぐ子供扱いするんだから。」


美和は俺の首に、顔をうずめてきた。


「美和。大丈夫か?」


「うん。ちょっと疲れただけ。」


「もうすぐ着くから。大人しくしてろ。」


「うん。」


やっぱ、風邪だな。


さっきよりも、熱上がってそうだし。


子供か・・・


そのうち作ろうな、美和。