「そうだね。」


「それに・・・」


「きゃっ・・・」


「お前はまだまだ、子供だからな。」


私を抱き上げたまま、すたすたと歩き始めた。


「俺がいないと、すぐ泣くし。」


「泣かないから。」


「さみしがり屋だし。」


「そんなことないもん。」


恥ずかしいよ。


「顔真っ赤。」


「おろしてよ。自分で歩けるから。」


「いいから、黙ってろ。」


「どこ行くの?」


「内科。薬もらいに。」