「とにかく、帰りなよ。そうでも、違くても、こんな寒い中いたらよくないって。」


「うん。」


部室に戻ると、みんな心配そうな顔をこっちに向けた。


「美和先輩、大丈夫ですか?」


「ごめんね。全然、大丈夫だから。」


「そうですか。」


「でも、一応帰らせてもらうね。」


「そうした方がいいですよ。」


「また遊びに来てくださいね。」


「うん。そうするね。」


「美和、送ってこうか?」


「うんん。大丈夫。」


「そう?」


「うん。また、メールするね。」


「うん。待ってる。」