「ああ。」


「だからね、製菓の専門学校に行きたい。」


そう言った、美和の目は輝いてた。


「やれ。やりたいことやるのが1番だ。」


「うん!」


「ただし…」


えっ?


「家出てくのは許さないから。」


「んっ、わかった。」


「じゃ、ご褒美な。」

えっ、なに?


机を挟んで座ってたのに。


龍矢の手が伸びてきて。


私の顔を持ち上げたと思ったら。


キスされてた。