「早く美和を抱きしめたくて頑張ったんだからな。」


「そうなの?」


「お前はさみしがり屋だから。俺がいないとダメだから。」


ぽろぽろ涙を流す美和を、しっかり抱きしめた。


たった3日なのに。


「さみしかった。」


「俺も。」


「ほんと?」


「当たり前だろ。」


龍矢もおんなじ気持ちだったんだ。


龍矢に抱きついて、いっぱい泣いた。


静かになったと思ったら。


「まるで、泣き疲れた子供だな。」


いつの間にか、寝てる美和。


「俺が居なくて、寝れなかったか?」