『俺の名前を呼べ。』


『無理っ...無理 無理 無理ですっ。』


いつの間にか敬語になっている時点でもうパニック寸前。


『じゃあ、さっきの続きを始めるか? 』


くいっ...と顎を持ち上げられる。


『わあああっ! 言いますっ! 言いますから。』


『よし。』


満足気に笑う王子。