『お前...顔真っ赤だぞ? しかもなんで告白で逆ギレしてんだ? 』


どこまでも冷静な王子にますます頭に血が登ってしまう。


(しかもその格好がまた......。)


目を少し細め、潤んだような瞳であたしを見てる。


はだけたシャツから見える滑らかな肌と引き締まった身体。


日の光で髪の毛がキラキラしていて。


(正に...王子っ! )


『しがもエロ王子だっ! 』

(色んな意味でっ!)


あたしが叫ぶと。


『意味が...解らん。』


珍しく困った様子で王子が呟く。