~要side~



なんや……



あんな小さい体に、詰め込みすぎやろ……




実の親に怯える恐怖


里親



少し……キツいやろ






カーテンを少し覗くと、目を閉じた彼女は、可愛らしい顔で眠っていた。



彼女の眠りを確認し、チャイムが鳴ると同時に保健室を飛び出した。



行き先は、彼女の担任の元へ……。



確か……紺野先生やったな



30代前半の男の先生や……



あの人なら……大丈夫やね



安藤……すぐ戻るから、待っときや