「俺で良ければ、はけ口になるで?こう見えてメンタルケアセラピストの資格持ってるんや」



先生の優しい瞳が、まっすぐに私を見つめる。



「メンタルケアセラピスト……?」



「せや……心の相談所みたいなもんやな」



ハハハと笑いながら、先生は私の頭を乱暴に撫でた。



「ちょっ……」



髪を整えながら先生を見ると、目を細め私をまっすぐ見ていた。



「嫌やったらかまへん……。せやけど1%でも、話して楽になるかもって思うんやったら、話してみ?俺が受け止めたるで!!!」



小さくピースサインをする先生に、笑顔で頷いていた