「はい、ちょっといいですか」



メイドの人だかりの中に一人の執事が乱入。



「秋山さん!?」



よく見ると秋山さんまでドレスを…。



「これがお似合いでしょう」



秋山さんが持っていたドレスは…。



淡いピンクのドレス。



派手すぎず地味すぎず…。



「いい感じじゃん!秋山さんナイス!」



「いえいえ」



「秋山さん、ズルイです!」



メイドたちが秋山さんをブーイング。



「あ、順番にみんなの着るよ!本当にどれ着てもいいんだけど…」



「じゃあ、お次は私のドレスを着て下さいますか!?」



「赤木さんですね?わかりました♪」



「じゃあ赤木さんの次です!!」



楽しいなぁ。



ここのメイドさんたちは仲がいい。



「では、このドレスを仕立ててまいります」



一人のメイドさんが秋山さんのドレスを手にとる。