「そういえば、この前比奈子ちゃんと一緒に、美隼が出てる雑誌読んだよ!比奈子ちゃん、『だいぶマシになったじゃない』って言ってて、上から目線すぎて笑っちゃった!」
「……え、いつの間にそんなに仲良くなったの?お前ら、ついこの間まで殺伐としてたじゃん。」
「え、そうだっけ?この前一緒にカラオケ行ったんだけど、比奈子ちゃん、凄く歌上手かったんだー!」
――女って、よく分からない。そう思ったけど、比奈子ちゃんも色々吹っ切れたのかな、と思うことにする。彼女は、真奈瀬の大学の近くの専門学校に通っているみたいで、よく一緒に遊ぶそうだ。これは、うるさいのが二人に増えるフラグだな……酷いようなら、なな姉に助けを求めよう。あの人なら、きっと分かってくれる。
『美隼ー!そろそろ撮影再開するぞ!恋人との電話は、その辺にしておいてくれ!』
『おっ、あいつ彼女がいたのか!どんなジャパニーズビューティーなんだ?』
『写真見たけど、可愛らしい子だったわよ。あとで見せてもらったら?』
「……みんなにからかわれてる。撮影始まるから、そろそろ切るな。真奈瀬、風邪引くなよ。」
「美隼こそ、体壊してみんなに迷惑かけないようにね。」
「んなことしねーよ。じゃあな。」
「あ、あの……!」
電話を切ろうとしたら、大きな声を出した真奈瀬。何だろうと思っていたら、改まって、こんな言葉が返ってきた。
「……私、美隼にあんまり会えなくて寂しいけど、我慢する。多分これから、こういうことが沢山あるんだよね。でも、ちゃんと迷惑にならないようにするから……美隼が帰ってきたら、いっぱい甘えてもいい……?」
「……っ、当たり前だろ、バカ。もう切るぞ。お前、ほんと風邪引くなよ!」
返事を聞かないで電話を切ってしまったのは、勿論照れ隠しだけど。唇の両端が上がってしまうのを抑えられなくて、必死に撮影モードに頭を切り替えようとする。
――日本に帰ったら、思いっきり抱き締めてやろう。カメラの前に立って、ゆっくりとレンズを見据える。今なら最高の表情ができるような、そんな気がした。
Side Mihaya
Happy Ending!
「……え、いつの間にそんなに仲良くなったの?お前ら、ついこの間まで殺伐としてたじゃん。」
「え、そうだっけ?この前一緒にカラオケ行ったんだけど、比奈子ちゃん、凄く歌上手かったんだー!」
――女って、よく分からない。そう思ったけど、比奈子ちゃんも色々吹っ切れたのかな、と思うことにする。彼女は、真奈瀬の大学の近くの専門学校に通っているみたいで、よく一緒に遊ぶそうだ。これは、うるさいのが二人に増えるフラグだな……酷いようなら、なな姉に助けを求めよう。あの人なら、きっと分かってくれる。
『美隼ー!そろそろ撮影再開するぞ!恋人との電話は、その辺にしておいてくれ!』
『おっ、あいつ彼女がいたのか!どんなジャパニーズビューティーなんだ?』
『写真見たけど、可愛らしい子だったわよ。あとで見せてもらったら?』
「……みんなにからかわれてる。撮影始まるから、そろそろ切るな。真奈瀬、風邪引くなよ。」
「美隼こそ、体壊してみんなに迷惑かけないようにね。」
「んなことしねーよ。じゃあな。」
「あ、あの……!」
電話を切ろうとしたら、大きな声を出した真奈瀬。何だろうと思っていたら、改まって、こんな言葉が返ってきた。
「……私、美隼にあんまり会えなくて寂しいけど、我慢する。多分これから、こういうことが沢山あるんだよね。でも、ちゃんと迷惑にならないようにするから……美隼が帰ってきたら、いっぱい甘えてもいい……?」
「……っ、当たり前だろ、バカ。もう切るぞ。お前、ほんと風邪引くなよ!」
返事を聞かないで電話を切ってしまったのは、勿論照れ隠しだけど。唇の両端が上がってしまうのを抑えられなくて、必死に撮影モードに頭を切り替えようとする。
――日本に帰ったら、思いっきり抱き締めてやろう。カメラの前に立って、ゆっくりとレンズを見据える。今なら最高の表情ができるような、そんな気がした。
Side Mihaya
Happy Ending!