高須賀とのことがあってから、あっという間に一週間が過ぎた。グラウンドでの挨拶はなくなったし、校内で顔を合わせても、言葉をかけることなく通り過ぎてしまう。今までどんな風に、あいつと話してたんだっけ……それさえも、もう忘れてしまった。
竜泉君とは、部活が落ち着いてからは、よくお互いの家を行き来したり、休日に出かけたりしている。この前は、香子と直哉君と一緒にディズニーランドに行ってきた。寒かったけど、パレードの冬らしい演出が、とてもきれいだったのを覚えている。
勉強も、友達に教えてもらいながら、少しずつ卒業試験に向けて頑張っている。スポーツ推薦には合格したので、学業での心配事はこれだけだ。
「全部上手くいってるんだけど、ね……」
心の中が、モヤモヤする。それはやっぱり、大切な友達を傷付けてしまったかもしれないという気持ちがあるからなんだろう。
竜泉君とは、部活が落ち着いてからは、よくお互いの家を行き来したり、休日に出かけたりしている。この前は、香子と直哉君と一緒にディズニーランドに行ってきた。寒かったけど、パレードの冬らしい演出が、とてもきれいだったのを覚えている。
勉強も、友達に教えてもらいながら、少しずつ卒業試験に向けて頑張っている。スポーツ推薦には合格したので、学業での心配事はこれだけだ。
「全部上手くいってるんだけど、ね……」
心の中が、モヤモヤする。それはやっぱり、大切な友達を傷付けてしまったかもしれないという気持ちがあるからなんだろう。