「ええっ!!?」

ネコガールはビックリして飛び上がった。

「ちょっ、ちょっと、それ早すぎるん
 じゃないの?大火くん!

 私たち、さっき15年ぶりくらいに
 会ったばかりよ!?」

すると、この赤みがかった白黒のネコは、
ニヤリと笑って、

「俺はいつも直球勝負だからね。
 言うのを次に延ばしていたら、誰かに
 取られちゃうかもしれないだろ?」

とほっぺたを掻いた。