翌日。
朝7時に起きたネコガールは、11月
中旬の冷えた室温に恐れをなして、
ベッドのなかでしばらくゴロゴロして
いた。
しかし、机の上の充電器に差しておいた
ソルトバンクの「仕事用」ケータイが
ブーッ、ブーッ、ブーッ、
と振動する音を耳にして、ようやくのそ
のそと起き出し、ケータイの画面を見た
ところ、電話の相手は大火であった。
2週間前の渋谷以来、初めての電話で
ある。
「はい、ネコガールです」
「あっ、ネコガール?おはよう!
今度の日曜日、デートしようぜ!」
朝7時に起きたネコガールは、11月
中旬の冷えた室温に恐れをなして、
ベッドのなかでしばらくゴロゴロして
いた。
しかし、机の上の充電器に差しておいた
ソルトバンクの「仕事用」ケータイが
ブーッ、ブーッ、ブーッ、
と振動する音を耳にして、ようやくのそ
のそと起き出し、ケータイの画面を見た
ところ、電話の相手は大火であった。
2週間前の渋谷以来、初めての電話で
ある。
「はい、ネコガールです」
「あっ、ネコガール?おはよう!
今度の日曜日、デートしようぜ!」