「あの子さー、あんたのこと好きなん
 じゃないのかなー」

ナンがそう言うのに、ネコガールは珍し
く声を立てて笑って、

「またそんなこと言う~。ナン、今、
 何でも恋愛に結びつけて考えるモード
 に入ってるわよ!」

と、ちょっと酔った自分の額を指で
揉んだ。