君と私が出逢った日



私が好きって君は気づいてた?

目が合うだけではしゃいでいた

私なんか眼中になかったかもしれない・・・

この恋愛で君から教えてもらったコトがある。


【片想いが一番苦しい恋愛かもしれない】


そう思わないひとだっているかもしれない・・・

でも、辛いんだよ。片想いって・・・

人に恋するってこういうことか・・・

そんな気持ちにさせてくれたのは、君だよ。

かなわない恋でも


【好きでいること】


に、私は意味があるんだと想う。

恋って苦しいね。

でも、楽しかった。


ありがとう。



―――――――――――――――――――――――春――――――――――――――――――――――――

中1。中学校に入学した私の名前は、菅野 麗華[スガノ レイカ]。

この日の入学式が本当に楽しみだった・・・。

中学校に入ったらたくさん恋愛して、いい思い出いっぱいつくりたぃな。

そう思ってた。

桜が舞う4月。私には、忘れられない春になった。

「麗――――‼」

誰かが後ろから私の名前を呼んだ。

振り向くと小学校から同じで仲良しの

櫻井 夏音[サクライ カノン]がいた。

夏音とは、ホントに仲が良くて

いつも、一緒だった。

「おぉ‼夏音ぢゃんっっ‼」

夏音とはクラスが違った。

でも部活は同じ部活に入ろうと言っていた。

希望はテニス部‼

2人とも小学校のころはバスケ部だった。

「麗、中学校だねぇ。ほんと楽しみだね」

夏音が笑いながら嬉しそうに言った。

「そうだね。楽しみ」

そう言って私たちはこれからの中学校生活に

むねを弾ませていた。


[次の日]

違うクラスだけど、私のクラスに、夏音はよく遊びにきた。

わたしは、同じクラスの子とは結構仲良くなれた。

夏音と2人で話してると3年生がゾロゾロ歩いてきた。

私が

「3年生、どこに行くの?」

そう聞くと、

「体育館ぢゃない?学年朝会だからかなぁ?」

といっていた。

見ていると、ある人と目が合った。