これもまどかには分かっていた反応だ。
「だって帰る方向一緒なの岡崎くんだけだもん。それに…。」
まどかは言う。
「友達でしょ?」
新太はあきれたようにため息をつき、どこかへ行ってしまった。
放課後、まどかは校門のところで新太を待った。
「やっぱり無理なのかなぁー。」
何時間もまどかは待った。
日が暮れてすっかり夜になってしまった。
すると後ろから人の近づいてくる音がする。