朝になり、まどかは驚いた。
隣には新太がいたからだ。
「夢…?岡崎くーん?」
まどかは新太を起こす。
「ん…。」
新太はもぞもぞと起き上がる。
「ずっといてくれたの?」
まどかは嬉しそうに笑う。
「熱は?」
新太は不機嫌に聞く。
「だいぶ下がった!」
新太は立ち上がる。
まどかはまた新太の袖をつかむ。
新太は驚いて振り返る。
「帰るの?今日土曜日だよ。」
「だから何だよ。」
新太は袖を振り払う。
「…なんでもない。」
新太は靴をはき外へでる。
安静にしてろよっと新太に言われたまどかは大人しく布団に戻る。
「さっちゃんまだ帰って来ないのかなぁ〜。」
明後日かぁと呟き、また眠る。