「さぁ、早く上がりなさい」
おじいさんは、ドアを開けて、こいこいと手招きをした
「んじゃ、遠慮なく入らせてもらうぜ、うわぁっかなりやばいな」
狼はランランと目を輝かせる
家は大きかったが、私のもとの世界の事を考えたらすごいのか?という疑問が浮上してきた
「おまえさんたちはわしらのために戦ってくれる。せめてもの準備はわしらにまかせなさい」
おじいさんは、にっこりと笑って、料理の準備にかかった
「あ、私も手伝います」
「い…いや、遠慮しておこう」
おじいさんがあまりにも驚いていうので、私はついキョトンとしてしまう
「とにかく、娘さんはそこのお方たちとゆっくりしてなさい」
おじいさんは追い払うかのように、私を狼たちのもとへやった
「うぉーっ、マジで腹減ったぜ!」
「うるさい、腹が空いているのは誰だも一緒だ。いちいちうるさい」
「もしかして腹が減ってるからイライラしてんのか?孤白はぁ」
「バカか、そんな事考えるぐらいなら作戦でも考えてろ」
「いーや、時と場合により作戦はつねに変更されるから必要ないね」
狼が開き直る