「今日はボーナスが
 出たからハシャグよ〜」

高見沢さんは
ご機嫌な様子だった。

『いつもいつも
 ありがとうございます〜』


私は、高見沢さんのお陰で
随分と酒に強くなっていた。

高見沢さんは
一番高いフルーツ盛りを
頼んだ。


「華ちゃんは
 食べ物で何が好き?」

『果物ですかね!
 女の子はビタミンが
 命ですからっ』

初めて高見沢さんと
話をした会話。


高見沢さんは
私と話した内容を
全て覚えていてくれてる。


たまに私が覚えていない
会話を言われた事があって
何度か焦った記憶がある。