ぐッ…

歩くのに抵抗がかかった。

振り返ると明李が制服の裾を引っ張っていた。

「暗いとこ苦手なんだよね…送ってってよッ」

うるうるした目で見ながら言われた。 

「いいよ、送ってく。」

もちろんそうとしか答えられなかった。


ー…

「おッ送ってくれてありがとねッ」

「いいって。じゃ、ばいばい」

「うんッじゃねッ」

送ってもらったからかずいぶん長い時間手を振っていた。


「ふーッ疲れたァ…」

自宅につくと真っ先にベッドに倒れ込んだ。

ピーロリーン♪

「わッ!?」

ぼーっとしていたので突然の着信音に必要以上に驚いた。

「明李からだ。」

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無題
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お昼の話の続きなんだけどさ、
大ちゃんのイメチェンに
ぴったりの雑誌見つけたよ(^-^)
今度渡すから読んでみてv

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「イメチェン…か」