「なつみ、あんたご飯は?」 もふもふとパンを食べながら歩くさなちゃんはぽつりと私に聞いた。 「まだ」 それに、私はお腹を両手で押さえながら返す。 ぐるるる。とお腹の虫が調度良く鳴いて、さなちゃんはまるで弾けたように笑う。 「な、に、うける。なんで、そんな大きくお腹がなるのよ」